【Eclipse】JRE・コンパイラのバージョン設定方法

Eclipse

JREの設定方法

組み込みJREを使用する場合

Eclipseには組み込みのJREが同梱されています。そのためこれを使うことで、JavaのダウンロードPATHの設定といった面倒な事前準備なしに、すぐに任意のバージョンでJavaを実行することができます。※EclipseからJavaを実行する場合に限ります。

1.[Window]>[Preferences]から設定画面を開く。

2.[Java]>[Installed JREs]から「jre (default)」が選択されていることを確認する。

3. 組み込みJREを使用したいプロジェクトの[Properties]を開く。
(右クリック >[Properties]または プロジェクトを選択した状態で Alt + Enter

Eclipseをはじめ、Alt + Enter でプロパティを開くことができる場合が多いです。

4.[Java Build Path]>[Libraries]タブ >「JRE System Library」を選択 >[Edit…]を押下して編集画面を開く。

5.[Execution environment]から任意のバージョンを選択して[Finish]を押下する。

6.[Apply and Close]を押下して、プロジェクトの「JRE System Library」が指定したバージョンになっていることを確認する。

既存のJREを使用する場合

Eclipseの組み込みJREではなく、既にローカル環境に存在している自身でJavaの設定を行った既存のJRE(またはJDK)を使用することもできます。

例えば、以下のようにダウンロード済みのJavaがある場合、Eclipseで C:\Users\xxx\java\jdk-17.0.13 を設定することで、これを使用できるようになります。

$ java --version
java 17.0.13 2024-10-15 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment (build 17.0.13+10-LTS-268)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 17.0.13+10-LTS-268, mixed mode, sharing)

$ where java
C:\Users\xxx\java\jdk-17.0.13\bin\java.exe

1.[Window]>[Preferences]から設定画面を開く。

2.[Java]>[Installed JREs]>[Add…]を押下する。

3.[Standard VM]を選択して[Next >]を押下する。

4.[Directory…]から開かれるエクスプローラで任意のJavaを選択し[Finish]を押下する。※この時、指定するディレクトリは bin ではなく、その一つ上のJRE(またはJDK)のホームディレクトリ(=JAVA_HOMEに設定される場所と同じディレクトリ)を指定する。

5. 任意のJRE(またはJDK)が正しく追加されていることを確認し[Apply and Close]を押下する。

6. 追加したJREを使用したいプロジェクトの[Properties]を開く。
(右クリック >[Properties]または プロジェクトを選択した状態で Alt + Enter

Eclipseをはじめ、Alt + Enter でプロパティを開くことができる場合が多いです。

7.[Java Build Path]>[Libraries]タブ >「JRE System Library」を選択 >[Edit…]を押下して編集画面を開く。

8.[Alternate JRE]から設定した物を選択して[Finish]を押下する。

9.[Apply and Close]を押下して、プロジェクトの「JRE System Library」が指定したバージョンになっていることを確認する。

コンパイラの設定方法

Javaのバージョンを変更する場合、併せてコンパイラの設定も適切に行っておく必要があります。

1.[Window]>[Preferences]から設定画面を開く。

2.[Java]>[Compiler]から任意の「Compiler compliance level」を選択し、[Apply and Close]を押下する。

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